
会期:令和8年9月29日(火)~令和9年3月22日(月・祝)
億劫相別れて須臾も離れず
(おくごうあいわかれてしゅゆもはなれず)
西田幾多郎が最後の完成論文「場所的論理と宗教的世界観」において何度もひいている大燈国師のこの語は、相別れて一瞬も離れなかった西田幾多郎と鈴木大拙、ふたりの関係性をよく示しています。幾多郎最期の数年間、ふたりはそれまで以上に思想的な影響を強く与え合いました。戦時中になんとか世に出した著書を互いに贈り、頻繁に意見を交換しています。95歳で亡くなった鈴木大拙の没後60年を記念する本展では、大拙が幾多郎に謹呈した著書を中心に紹介しながら、濃密なふたりの最後の交流と幾多郎没後の大拙をみつめます。
<関連イベント>
講演会「娑婆が浄土を映し、浄土が娑婆を映す-幾多郎と大拙、最後の交流-」
鈴木大拙が西田へ謹呈した『浄土系思想論』(1942年刊行)。西田哲学館で新たに見つかった謹呈本の書き込みを元に、ふたりの思想的関係について新たな視点で論じる。
日時:10月24日(土)10:00~11:30
講師:鈴木 亮三(哲学館研究員)
会場:石川県西田幾多郎記念哲学館 哲学ホール
参加費:無料、申込不要
◆オンラインでの視聴も可能です(※アーカイブ配信はありません)
申込フォームよりお申し込みください。
書斎「骨清窟」公開
普段はガラス越しの見学となっている書斎のテラス扉を開放いたします。(入室は不可)
日時:10月24日(土)11:30~12:00 ◎雨天、強風の場合中止

期:2026年3月24日(火)~9月27日(日)
西田幾多郎は日頃どんな生活を送っていたのでしょうか。家族や友人、弟子たちが残した西田との思い出や、西田の日記、短歌をたどっていくと、少しずつ見えてくるものがあります。三女静子が残したアルバムの中には、家族との他愛もない日々を切り取った写真が多数残されており、当時の西田家の様子が眼前に広がっていくように感じられます。
残された写真や資料をたよりに、人間・西田幾多郎の飾らない姿を紹介します。
