ASAMI, Hiroshi Lab. 浅見洋研究室

2024年度の記事

 

 

2024年元旦の大地震に続いて、この9月21日、22日の豪雨で甚大な被害が発生しました。皆さまの息の長い復旧、復興への支援をお願いいたします。

公益財団法人 日本尊厳死協会・東海北陸支部のHPで7月28日の講演「健やかな晩年を生きるために -死生観とエンドオブライフケアについて-」が公開されています。

 (songenshi-kyokai.or.jp)

人文社会科学分野の専門家による20の観点から「人間」に焦点を当て、エンドオブライフケアの本質を探る。

本書は哲学・死生学・医療人文学・臨床宗教学など、人文社会科学分野の専門家による20の観点から、エンドオブライフケアについて探求します。
自分はどう生きたいか、人生とどう向きかうのか、人生の最期をどのように迎えたいのか、その際に、どんな医療やケアを受けたいか――「最善の生を生ききる」人とそれを支援する人の一助となる一冊です。

主な内容

はじめに 浅見洋

序章 エンドオブライフケアとは何か

  エンドオブライフケアの概念と学際的アプローチの重要性:長江弘子 

1章 エンドオブライフケアの概念とその背景となる人間の死生

  1 エンドオブライフケアの基盤にある哲学と人間理解――最期までその人の尊厳を支えるホモ・クーランスの哲学:浅見洋
  2 対話を通して生と死を学び合う――これからの死生学のために:竹之内裕文
  3 日本における「望ましい死」の概念と死生観:高橋在也
  4 その人らしい死の実現へのケア――限界状況においても実現できる意味と価値:牧野智恵
  5 エンドオブライフを暮らす――老いと終末期を支える住まい:市川秀和

2章 エンドオブライフケアにおける倫理的・法的視座と人間の尊厳

  1 意思決定支援における倫理:鶴若麻理 
  2 エンドオブライフケアにおけるナラティヴ・アプローチ:足立智孝
  3 死を迎える人の嘆きと願いを聞く対話:岡田圭
  4 住み慣れた地域で、最期まで自分らしく尊厳を持って生きる:片山陽子
  5 晩年を支える法――人間の尊厳の法的保護をめぐって:深谷格

3章 エンドオブライフケアを支えるコミュニティと社会活動

  1 学びと対話の場を創る――エンドオブライフをめぐる生き方の理解と共有をめざして:高橋在也
  2 喪失と死を共に受け止め、助け合って生きる――コンパッション都市・コミュニティという試み:竹之内裕文
  3 「証言」としての病いの語り――死にゆく人の語りをどう聞くか:田代志門
  4 現代の「死別を支え合う地域コミュニティ」の形成――病気で家族を失う人へのサポート:小野若菜子
  5 臨床宗教師によるスピリチュアルケアとグリーフケア:谷山洋三

4章 歴史の中を生きる私たちの心とエンドオブライフケア

  1 終末期ケア・ホスピスケア・緩和ケア、そしてエンドオブライフケアの展開史:平原佐斗司
  2 現代における日本人の死生観とエンドオブライフケア――死生観の多様性と個別性に配慮する:浅見洋
  3 高齢者の将来の語りからみる心理:島田千穂
  4 老いから死に至る過程における意識――〈迷惑〉意識をめぐって:本村昌文
  5 エンドオブライフケアと「生きがい」の概念:蘆野吉和

内容紹介(出版社より)

人文社会科学分野の専門家による20の観点から「人間」に焦点を当て、エンドオブライフケアアの本質を探る。

本書は哲学・死生学・医療人文学・臨床宗教学など、人文社会科学分野の専門家による20の観点から、エンドオブライフケアについて探求します。

自分はどう生きたいか、人生とどう向きかうのか、人生の最期をどのように迎えたいのか、その際に、どんな医療やケアを受けたいかーー「最善の生を生ききる」人とそれを支援する人の一助となる一冊です。
はじめに 浅見洋

序章 エンドオブライフケアとは何か

   エンドオブライフケアの概念と学際的アプローチの重要性:長江弘子 

1章 エンドオブライフケアの概念とその背景となる人間の死生

  1 エンドオブライフケアの基盤にある哲学と人間理解ーー最期までその人の尊厳を支えるホモ・クーランスの哲学:浅見洋
  2 対話を通して生と死を学び合うーーこれからの死生学のために:竹之内裕文
  3 日本における「望ましい死」の概念と死生観:高橋在也
  4 その人らしい死の実現へのケアーー限界状況においても実現できる意味と価値:牧野智恵
  5 エンドオブライフを暮らすーー老いと終末期を支える住まい:市川秀和

2章 エンドオブライフケアにおける倫理的・法的視座と人間の尊厳

  1 意思決定支援における倫理:鶴若麻理 
  2 エンドオブライフケアにおけるナラティヴ・アプローチ:足立智孝
  3 死を迎える人の嘆きと願いを聞く対話:岡田圭
  4 住み慣れた地域で、最期まで自分らしく尊厳を持って生きる:片山陽子
  5 晩年を支える法ーー人間の尊厳の法的保護をめぐって:深谷格

3章 エンドオブライフケアを支えるコミュニティと社会活動

  1 学びと対話の場を創るーーエンドオブライフをめぐる生き方の理解と共有をめざして:高橋在也
  2 喪失と死を共に受け止め、助け合って生きるーーコンパッション都市・コミュニティという試み:竹之内裕文
  3 「証言」としての病いの語りーー死にゆく人の語りをどう聞くか:田代志門
  4 現代の「死別を支え合う地域コミュニティ」の形成ーー病気で家族を失う人へのサポート:小野若菜子
  5 臨床宗教師によるスピリチュアルケアとグリーフケア:谷山洋三

4章 歴史の中を生きる私たちの心とエンドオブライフケア

  1 終末期ケア・ホスピスケア・緩和ケア、そしてエンドオブライフケアの展開史:平原佐斗司
  2 現代における日本人の死生観とエンドオブライフケアーー死生観の多様性と個別性に配慮する:浅見洋
  3 高齢者の将来の語りからみる心理:島田千穂
  4 老いから死に至る過程における意識ーー〈迷惑〉意識をめぐって:本村昌文
  5 エンドオブライフケアと「生きがい」の概念:蘆野吉和

  • 浅見洋・山名田沙智子、藤本夏実;『〈新資料〉 西田幽子』、西田哲学会報、( 21)、148-156、2024. 7.

7月12日13:00締め

演題登録目標:80名

演題登録者数:84名

https://nex-tage.com/eolcconf2024/

 

日 程
7月28日(日)午後2時~4時(受付:午後1時半~)

テーマ
健やかな晩年を生きるために―死生観とエンドオブライフケアについて―

講 師
浅見洋(石川県西田幾多郎記念哲学館長・石川県立看護大学名誉教授)

内 容
生前の意思決定のために人生会議(ACP)が重要視されるようになってきた時代背景と、死生観の変容に焦点を当て語る。そのなかで、最期までその人らしい生と死を支えること、ならびに生と死を見送った家族が生きることを支えるケアについて考える。

会 場
福井市地域交流プラザ研修室601A=福井市手寄1-4-1 AOSSA6階(JR福井駅東口から徒歩1分)

定 員
50人(無料、事前申し込み不要)

お問合せ
TEL:052-481-6501(平日午前9時~午後6時)福井_チラシ

人生会議とは、もしものときのために、望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医師などと話し合うこと言います。
講演やカードゲームを通して、自分の人生や自分が大切にしていることは何かを考え、市民の皆さんや地元の医療・介護の関係者の方々と語り合い、自分らしい生き方を一緒に考えてみませんか?

■日時:令 和 6 年 7 月20日(土曜日)
午後2時~4時(午後1時30分開場)

■会場:かほく市七塚健康福祉センター 多目的ホール

■内容:「語ろう!エンドオブライフ~人生会議~」講師 亀田医療大学 教授 長江 弘子 氏
 ◇ミニ講話・話題提供
 ◇語ろう!人生会議~やってみよう!レッツトークカードゲーム~

■定員:60人(要申込)

■参加費:無料

■申込締切:7月10 日 (水曜日)

お申し込み電子申請先:https://apply.e-tumo.jp/city-kahoku-ishikawa-u/offer/offerList_detail?tempSeq=681

日 程
7月28日(日)午後2時~4時(受付:午後1時半~)

テーマ
健やかな晩年を生きるために―死生観とエンドオブライフケアについて―

講 師
浅見洋(石川県西田幾太郎記念哲学館長・石川県立看護大学名誉教授)

内 容
生前の意思決定のために人生会議(ACP)が重要視されるようになってきた時代背景と、死生観の変容に焦点を当て語る。そのなかで、最期までその人らしい生と死を支えること、ならびに生と死を見送った家族が生きることを支えるケアについて考える。

会 場
福井市地域交流プラザ研修室601A=福井市手寄1-4-1 AOSSA6階(JR福井駅東口から徒歩1分)

定 員
50人(無料、事前申し込み不要)

お問合せ
TEL:052-481-6501(平日午前9時~午後6時)

 京都大学は6月26日、京都市左京区の「京都大学下鴨休影荘」(湯川秀樹博士旧宅)で開かれた会見で、KDDIの共同創業者として知られる実業家・千本倖生氏から哲学教育への支援金として3億円の寄付を受け、これをもとに研究者の育成などを進めるための基金「西田哲学ー千本基金」を創設したと発表した。

今年度からの10年間で計3億円を、京都大学文学研究科の「日本哲学史専修」に助成され、西田哲学、京都学派の研究を支援する目的で活用されるという。

期待したい!

浅見 洋 ASAMI, Hiroshi

asami@ishikawa-nu.ac.jp

石川県西田幾多郎記念哲学館長石川県立看護大学特任教授

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