ASAMI, Hiroshi Lab. 浅見洋研究室

シンポジウム

【公開シンポジウムのご案内】
《「へだたり」の哲学、人間理解の深化、共生社会の模索
―牧野英二著『京都学派とディルタイ哲学』をめぐる対話―》
■日時:2025年2月22日(土)13時00分から17時30分
■会場:法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナード・タワー
    26階 スカイホール
※ 対面+オンライン(Zoom)併用開催 (ハイフレックス方式)
〇交通 飯田橋駅,市ヶ谷駅より徒歩10分
【会場・交通案内】https://www.hosei.ac.jp/ichigaya/access/
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◆趣旨
 牧野英二著『京都学派とディルタイ哲学―日本近代思想の忘却された水脈』(法政大学出版局、2024年8月)は、ヴィルヘルム・ディルタイ(1833-1911)の哲学が深くかつ静かに京都学派の哲学に影響を与え続けた経緯を浮き彫りにしました。同書は独日の哲学交流史に関する精緻な研究であると同時に、ディルタイに淵源する「歴史的理性批判」を、京都学派の伝統を超えて、現代日本社会に差し向けようとしています。そうした挑戦的な意図に共感して、このたび私どもは、同書を起点として《「へだたり」の哲学、人間理解の深化、共生社会の模索》へと議論を発展させる公開シンポジウムを企画しました。
 第Ⅰ部では野家啓一氏をお招きし、『科学の解釈学』の「科学的理性批判」および『はざまの哲学』ともすり合わせて、牧野氏と対談をしていただきます。第Ⅱ部は近代日本哲学研究の第一線で活躍する諸氏による同書の合評会で、第Ⅲ部では、同書の《「へだたり」を哲学する》という基本精神を踏まえて、フロアの皆さまも交えて「人文学の使命」や「共生社会の模索」について意見交換をしたいと思います。
 専門の哲学研究者のみならず、哲学に多少とも興味のある大学生・高校生はもちろん、一般市民の皆さまにも、是非とも気軽に足を運んでいただきたいと思います。
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◆プログラム(簡易版)
※ 詳細については、以下のURLのリンクをご覧ください。

公開シンポジウム・法政大学

 

Nishida Symposium 2025-01-25

2025年1月25日に「中日の近代哲学・思想の交差とその実践 第11回共同研究会 西田幾多郎没後80周年記念シンポジウム」が開催されます。

日時:

2025年1月25日(土) 10時-18時20分

内容:

2025年は戦後80年であり、ちょうど西田幾多郎没後80周年に当たる。本シンポジウムはこれを契機に、「越境する知としての西田哲学」というテーマを設定して、西田幾多郎没後80周年記念シンポジウムを開催することを通じて、西田哲学と現代社会とのかかわりを考察しつつ、その哲学の学際的な性格やさまざまなポテンシャルを模索しようと試みるものである。

プログラム:

【講 演】
時 間:10:00-11:00
司会者:嶺秀樹(関西学院大学)
講演者:藤田正勝(京都大学)
テーマ:「精神病理学と哲学のあいだ―西田幾多郎と木村敏」

【発 表】
時 間:11:00-11:40
司会者:福家崇洋(京都大学)
発表者:浅見洋(西田幾多郎記念哲学館)
テーマ:「終末期ケアのパラダイム転換と西田幾多郎の終末論―エンドオブライフケア成立の背景」

時 間:11:40-12:20
司会者:秋富克哉(京都工芸繊維大学)
発表者:杉村靖彦(京都大学)
テーマ:「物来りて何を照らすか?―西田哲学と「もの」の現在」

昼休み:12:20-13:30

【パネル】:13:30-14:30(60分、一人15分)
共通テーマ: 【越境する知としての西田哲学】
パネラー :福家崇洋(京都大学)  「西田幾多郎と経済学」
広瀬一隆(京都府立医科大学・京都新聞)  「惨劇の遺族を取材する意味―西田哲学を通して考える」
張政遠 (東京大学)  「AI西田幾多郎について」
廖欽彬 (中山大学)  「西田幾多郎の場所論とメディア、AI」
司会者: 浅見洋(西田幾多郎記念哲学館)

【発 表】
時 間:14:30-15:10
司会者:杉村靖彦(京都大学)
発表者:フォンガロ・エンリコ(南山大学)
テーマ:「芸道・武道における永遠の今の自己限定の体験」

休 憩:15:10-15:20

時 間:15:20-16:00
司会者:フォンガロ・エンリコ(南山大学)
発表者:太田裕信(愛媛大学)
テーマ:「ニヒリズムと宗教―西田幾多郎と西谷啓治のドストエフスキー解釈をめぐって」

時 間:16:00-16:40
司会者:太田裕信(愛媛大学)
講演者:中嶋優太(石川県立看護大学)
テーマ:「西田幾多郎新資料研究の現在」

休 憩:16:40-16:50

時 間:16:50-17:30
司会者:広瀬一隆(京都府立医科大学・京都新聞)
講演者:郭旻錫(京都大学)
テーマ:「東アジア哲学における二つの形而上学―西田幾多郎の「実在」と熊十力の「実体」について」

【総合討議】17:30-18:20
司会者:廖欽彬 (中山大学)
コメンテーター:嶺秀樹(関西学院大学)、秋富克哉(京都工芸繊維大学)、有坂陽子(ヒルデスハイム大学)

懇親会:18:30-

登壇者:
藤田正勝(京都大学)
嶺秀樹(関西学院大学)
浅見洋(西田幾多郎記念哲学館)
杉村靖彦(京都大学)
福家崇洋(京都大学)
フォンガロ・エンリコ(南山大学)
秋富克哉(京都工芸繊維大学)
有坂陽子(ヒルデスハイム大学)
太田裕信(愛媛大学)
中嶋優太(石川県立看護大学)
張政遠(東京大学)
郭旻錫(京都大学)
広瀬一隆(京都府立医科大学・京都新聞)
廖欽彬(中山大学)

会場:

京都大学大学院人間・環境学研究科棟地階大講義室

入場料:

無料

参加方法:

対面、申込み不要/当日直接ご来場ください。

使用言語:

日本語

主催:

京都大学人文科学研究所、京都大学人間・環境学研究科学術越境センター

お問い合わせ:

京都大学人文科学研究所 総務掛
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
TEL:075-753-6902(月~金 9:00~17:00)
E-mail:z-academy[AT]mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
(スパムメール防止のため、@マークは画像にしています)

浅見 洋 ASAMI, Hiroshi

asami@ishikawa-nu.ac.jp

石川県西田幾多郎記念哲学館長石川県立看護大学特任教授

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