i はじめに
浅見 洋 (石川県西田幾多郎記念哲学館長)
1 写真 ―草稿ノート他―
9 第一部 報告
11 2024 年度の一次翻刻作業について
髙谷 掌子 (石川県西田幾多郎記念哲学館研究員)
14 2024 年度の二次翻刻作業について
髙谷 掌子 (石川県西田幾多郎記念哲学館研究員)
19 上田家資料ノート・原稿類について
髙谷 掌子 (石川県西田幾多郎記念哲学館研究員)
29 上田家資料ノート・原稿類出典書籍索引
髙谷 掌子 (石川県西田幾多郎記念哲学館研究員)
41 第二部 寄稿
43 一次翻刻作業を終えて
具志堅光星 ( 京都大学大学院文学研究科文献文化学専攻ドイツ語学・ドイツ文学専修博士後期
課程)
46 金沢大学における2024 年度の一次翻刻作業について
古田 哲朗 (金沢大学大学院人間社会環境研究科人間社会環境学専攻)
48 西田幾多郎のまねび
〜竹久夢二と堀口捨己、寿美とふみの花
髙橋 麻帆 (金沢工業大学非常勤講師/古書肆)
『点から線へ』第74号(石川県西田幾多郎記念哲学館)が発行されました。
2025年3月20日

西田哲学を底の底から理解するための必須の思索がここにある。それはまことの「私」を生きる力の「元」に気づかせてくれる。
あなたと私との間に、星と星をへだてている無限の虚無がある。しかしその私たちの足元に広がる底の無い断絶は、西谷啓治の思索に包まれることで、虚無の深淵の元で、かえって共に生きることのリアルさの自覚となる。
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西田幾多郎 悲しみの“底”をみつめて
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再放送日:2025年3月29日午後1::00〜午前2:00
世界をありのままに捉えようと思索した西田幾多郎。その原点は自身の悲哀に満ちた人生にあった。西田哲学は現代に何を投げかけるのか、西田幾多郎の人間像をもとに探る。 近代日本初の本格的な哲学書「善の研究」を著した西田幾多郎。複雑な世界をありのままに捉えようと生涯をかけて思索を続け、「純粋経験」「絶対矛盾的自己同一」などの言葉を紡ぎだした。難解といわれる西田哲学だが、その原点は自身の悲哀に満ちた人生にあり、哲学は人の生を問い続けることであった。苦しみや悲しみに満ちた現代に西田哲学は何を投げかけるのか。人間・西田幾多郎をよりどころに今を生きる人たちの声から探る。
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西田幾多郎記念哲学館とその活動も紹介されますので、是非ご覧ください。
世界をありのままに捉えようと思索した西田幾多郎。その原点は自身の悲哀に満ちた人生にあった。西田哲学は現代に何を投げかけるのか、西田幾多郎の人間像をもとに探る。 近代日本初の本格的な哲学書「善の研究」を著した西田幾多郎。複雑な世界をありのままに捉えようと生涯をかけて思索を続け、「純粋経験」「絶対矛盾的自己同一」などの言葉を紡ぎだした。難解といわれる西田哲学だが、その原点は自身の悲哀に満ちた人生にあり、哲学は人の生を問い続けることであった。苦しみや悲しみに満ちた現代に西田哲学は何を投げかけるのか。人間・西田幾多郎をよりどころに今を生きる人たちの声から探る。
図説『かほく市の歴史と文化』が刊行されています。
2025年3月12日
図説『かほく市の歴史と文化』かほく市(「かほく市史編纂委員会)2025年12月1日が刊行されています。
浅見は近代14「西田幾多郎」、近代19「高橋ふみ」、現代14「石川県立看護大学の開学」、現代15「石川県西田幾多郎記念哲学館の設立」を執筆しました。
定価:2,000円
今後、能登町史の資料編が刊行予定です。
故郷を思う私の気持の基礎になっているのは、文明や文化の毒に災いされずにまだ多く残っている、古代的な(という意味は原日本的な)風光の跡である。(西谷啓治「奥能登の風光」より)
西田幾多郎の教え子で、石川県能登町宇出津出身の哲学者、西谷啓治(1900-1990)。その生涯のうち、実際に奥能登に住み、過ごした時間は短いものでしたが、故郷をこよなく愛し、度々足を運んでいました。
令和6年元旦に発生した地震により、その奥能登の風光も大きく変化しました。故郷の風光が護持されることを願った西谷がこの災害に直面していたとしたら、どのように感じ、どのような言葉を紡いだでしょうか。
西谷が残した言葉を通して、これからの能登のこと、それぞれの「ふるさと」のことを考える契機となれば幸いです。
📖企画展図録の販売を開始しました📖
価格:500円(展示室ご利用の方、友の会会員様は350円)
図説『能登町の歴史と文化』が刊行されました。
2025年3月12日
『町制20周年記念 能登町の歴史と文化』能登町(「図説 能登町の歴史と文化」編纂委員会」)2005年3月1日が刊行されましいた。
浅見洋が執筆した箇所は、近現代30「宇出津生まれの哲学者 奥能登から世界に羽ばたいた『空の哲学者』」です。
今後、能登町史の資料編が刊行予定です。
令和7年2月19日、金沢市文化ホールで開催されます。
2025年2月11日
https://www4.city.kanazawa.lg.jp/soshikikarasagasu/bunkaseisakuka/1/gendaikaigi.html
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西田博士は、哲学だけでなく、芸術の分野にも深い関心を寄せ、自ら多くの短歌や漢詩、書を残しています。かほく市内小学校5年生が博士に関する言葉を書にします。観覧無料ですので、お気軽にご来館ください。展示期間:令和7年2月5日(水)~3月2日(日)※10日(月)、17日(月)、25日(火)は休館開館時間:9時~17時場所:石川県西田幾多郎記念哲学館 地下ホワイエ🌸観覧無料🌸 |
2025年度後期企画展の図録「奥能登の風光」が刊行されています。
2024年12月27日
企画展図録「奥能登の風光」
執筆:石川県西田幾多郎記念哲学館
浅見洋、髙谷掌子、藤本夏実、山名田沙智子
発行日:2024年11月1日