
A5上製・420頁
ISBN: 9784814006212
発行年月: 2025/12
- 本体: 6,800円(税込 7,480円)
伊藤貴雄編『新カント派の哲学と近代日本ー受容と展開』東洋哲学研究所が刊行されました。
2025年12月18日
『新カント派の哲学と近代日本――受容と展開』
2025年12月10日発売、5,800円(税込)、ISBN 978-4-88596-091-8
総勢29人の執筆者による41編の論文・コラムによって近代日本における新カント派の受容と展開を辿っています。
第2部 大正期——受容と定着
ベルリンの左右田喜一郎………加藤泰史
超越的場所——西田幾多郎におけるリッカート価値哲学への応答………板橋勇仁
『永遠平和のために』と『ドイツ国民に告ぐ』——朝永三十郎とその時代………杉田孝夫
田邊元における「弁証法」の形成——「文化」を手がかりとして………福谷茂
大正期における文化論争と土田杏村のプロレットカルト論………大木康充
土田杏村『象徴の哲学』と西田幾多郎——あるいは「京都学派」前史………鈴木亮三
人物案内コラム
⑮高橋里美——新カント派をめぐる人物交流と体系の構築………直江清隆
⑯和辻哲郎——和辻哲郎と「文化価値」論………大橋容一郎
⑰戸坂潤——新カント派としての………福谷茂
⑱高坂正顕——カント研究と歴史哲学を繫いだ新カント派研究………渡辺恭彦
⑲高橋ふみ——近代日本初の女性哲学者………石神豊
⑳佐藤省三——「日本新カント主義」の可能性………福谷茂
㉑丸山眞男——価値(超越性)と歴史(存在拘束性)の狭間で………田渕舜也
㉒廣松渉——戦後日本における新カント派の継承と再興………渡辺恭彦

北國新聞11月4日朝刊に西田幾多郎と高橋ふみに関する記事が掲載されました。
2025年11月4日
「西田幾多郎、めいの縁談で「相手の研究」 同僚通じ芥川龍之介に協力依頼、手紙発見」
2025年11月3日付 北國新聞3面トップ
超高齢化社会を迎え、誰もがいつ余命宣告を伝えられても不思議ではない時代において、「ターミナル」を次世代への、あるいは自身の深部への「トランジット」と捉えて、ホスピスとアートの幸福な融合を目指す「お仕舞い」の哲学!

西田幾多郎没後80年記念事業鎌倉ツアー2025 諸般の事情により中止となりました。
2025年10月27日
「西田幾多郎没後80年記念事業鎌倉ツアー2025」が定員に達しました。
2025年9月24日


西田幾多郎は一九四五(昭和二十)年六月七日、鎌倉の自宅で亡くなりました。七十五歳の生涯を終える直前まで、幾多郎は自らの考えを形にし、それを後輩たちに理解してもらいたいと願いながら、必死に書き続けました。同時に、戦況が悪化し紙の配給が途絶えるなかで、幾多郎の論文刊行に尽力した多くの人々がいました。幾多郎の決死の覚悟と、その願いを叶えようと奔走する彼等の姿を紹介します。
ヘーゲルがイェーナでナポレオンの砲弾を
聞きつゝ現象学を書いてゐたといふつもりで
毎日決死の覚悟を以て書いてゐます
(1945年4月12日、久松真一宛書簡)
📖企画展図録📖
価格:500円 14ページ
(※展示室観覧チケットの提示で150円割引、友の会会員様も同じく割引となります)
*関心が高かった前期の企画展も、残り数日です。
9月6日禅文化体験会が開催されました。
2025年9月7日
時:令和7年9月6日(土)17:00~19:00
講師:川端孝法氏(金沢市松山寺住職)
会場:哲学館 地下ホワイエ
対象:中学生以上
参加者:30名
定員(30名)丁度の参加者で、豊かな時間を過ごすことが出来ました。
2026年2月にも今年度2回目の禅文化体験会が開催されます。今回参加できなかった方も早めに申し込んでください。
日時:令和7年8月24日(日)14:00~
場所:石川県西田幾多郎記念哲学館哲学ホール
講師:美濃部仁氏(明治大学教授)
題目:無の場所に於てあることと時に於てあること-西田の場所論の体系的理解の試み-
