4月26日-28日、豊後竹田に故茅野良男先生の蔵書・資料調査に行きました。『善の研究』第2編、第3編の原本の所在が明らかになりました。
2022年4月29日
大分の豊後竹田旅は列への車で片道で9時間以上かかりました。竹田は滝廉太郎の荒城の月の舞台となった岡城跡など有名ですが、周囲が切り立った岩で囲まれており、趣のある古びた城下町でした。
茅野先生の蔵書がある実家を管理している竹田市立図書館はそれ自体が立派な図書館ですが、茅野先生の書庫は蔵書が2万数千冊、先生ご自身が整理されたと思われる資料には圧巻でした。ほとんど紹介されることはありませんが、日本哲学の研究者にとっては一見の価値があります。茅野先生の哲学研究者としての人生を想起させられました。
また、目的だった西田の『善の研究』2,3編の原本コピーとその所在を確認することができことは感謝でした。