ASAMI, Hiroshi Lab. 浅見洋研究室

アサミヒロシ

2023年度の西田幾多郎哲学講座第1回

浅見洋(西田幾多郎記念哲学館長)「『善の研究』成立と悲哀の体験

日時:5月27日(土)午後1時30分

場所:石川県西田幾多郎記念哲学館 哲学ホール

 

【西田幾多郎講座について】

1990年から続く一般対象の哲学入門講座です。様々な角度から哲学・宗教・芸術・倫理などについて学びます。1回から受講できますので、気軽にご参加ください。

受講料:1回:500円、年間:2,000円
※4回以上参加予定の方は、年間受講がお得です。
※各回受講から年間受講への変更はできませんので、ご注意ください。
※講座が中止になった場合、年間受講料の返金はいたしかねますのでご了承ください。
受講をご希望の方は、住所・氏名(フリガナ)・電話番号を、電話・FAX・E-mailなどにて、お申し込みください。

各回受講:申し込み不要です。直接会場へお越しください。

年間受講:申し込みは随時受け付けております。

 

 

企画展

『善の研究』ができるまで

2023年3月28日~9月24日

石川県西田幾多郎記念哲学館 2階展示室

 

図録

発行日:2023年3月30日

執筆 石川県西田幾多郎記念哲学館

   浅見洋

   中嶋優太

   藤本夏実

   山名田沙智子

*哲学館にて販売 500円 

浅見洋・中嶋優太『西田幾多郎未公開ノート類研究資料化 報告6(2022)』石川県西田幾多郎記念哲学館、2023年3月31日を刊行しました。

(主な内容)

「第一部 報告」2022年度の研究資料化事業の報告

「第二部 寄稿」

高橋麻帆「1930年前後の購入図書手帳~西田幾多郎旧蔵本(4)

「第三部 翻刻」

中嶋優太 翻刻本文「論理学講義ノート」(A08:1-28)

*哲学館で販売しております。

 

 

 

 

西洋哲学の伝統のみならず、当時最新の現象学の潮流とも対峙し、それらとは異なる論理で独自に思索した西田幾多郎と田辺元。絶対無、直観や経験、場所や時間といった主題群をめぐって二人の哲学者は何を共有し、どうすれ違ったのか。フッサール、ハイデガー、九鬼との関係も視野に収め、争点となった哲学的問題の数々を、固有の文脈のなかで丁寧に解きほぐす。全10章・補論3章の最新読解。

  • 出版社 ‏ : ‎ 法政大学出版局 (2023/5/2)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/5/2
  • 単行本 ‏ : ‎ 402ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4588130366
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4588130366

哲学寺子屋ナイト版-西教寺2023-  令和5年5月12日(金) 

場所 小矢部市末友 西教寺 本堂 (国道359・末友交差点を富山方向からは左折、金沢方向からは右折して200m右側) 駐車場あり 40名限定

  • 開場受付 1630分~1720
  • 開場式  1720分~30
  • 所蔵物の解説 17301830 

西田幾多郎記念哲学館 館長  浅見 洋氏、西田幾多郎記念哲学館 専門員 山名田沙智子氏

  • 休憩と簡単な食事 1830分~19
  • 記念講演 19時~20時15分(以降質問など)

「西田幾多郎『善の研究』と木場了本・深定との関り」

講師 西田幾多郎記念哲学館 館長   浅見 洋氏

西田幾多郎「善の研究」と木場了本・深定

-  G7富山・金沢教育大臣会合協賛企画

主催:小矢部市末友町内会・小矢部市北蟹谷地域活性化協議会

後援: G7教育大臣会合富山県委員会・小矢部市・小矢部市教育委員会

協力:西田幾多郎記念哲学館

〇受付、問い合わせ先    末友町内会・北蟹谷活性化協議会事務局

 担当 野澤☎0766-69-8432 090-2379-7980 t-nozawa@p1.tst.ne.jp

今を生きる思想 西田幾多郎 分断された世界を乗り越える

本書のおもな内容
●日本初の哲学書『善の研究』が生まれるまで
●人生とは、いつも悲劇的である
●美しい夕日を見た瞬間の感動こそが「純粋経験」
●愛とは他者の喜びや悲しみに共感すること
●形なきものの形を見て、声なきものの声を聞く
●苦悩の果てに辿りついた境地「歴史的世界」
●世界は私たちの行為によって作られていく
●「今、ここ」の現実を生き切る

西田の哲学的思索は、世界の真の姿を見極めようとする実在の探究であり、それは一つの根本的立場から世界のすべてを説明しようとする努力であった。それはまた、近代日本における個の自覚――個人としての自己の自覚――の思想という性格をもっていた。その内実は〈自己と世界の関係〉の思想として読むことができる。自己と世界の関係は、特定の時代のなかで具体的な表れ方をとるものであり、人々の分断が進む現代において、私たちの自己と世界との関係を西田哲学から捉え直してみることが本書のテーマとなる。このことはまた、視点を変えてみれば、現代に通じる西田の思想のアクチュアリティ(現実性)を問うことでもある。まさに「今を生きる思想」として西田を読み直すこと、それが本書の課題であるといってもよい。                                       ――――「はじめに」より

著者 櫻井 歓
出版社: 講談社

その他の休館日については、石川県西田幾多郎記念哲学館HPのトップページの行事カレンダーまたは、ご利用案内の開館カレンダーをご覧ください。

  • 鈴木大拙 願行に生きるーその生涯と西田幾多郎との交遊 (1)大拙の生涯と西田との出会い

    禅など仏教や東洋思想の真髄を探求し、広く欧米にも伝えた鈴木大拙。今も世界中から慕われる哲学者の生涯と思想を、1年にわたってシリーズでお伝えする。第1回は大拙の生涯を概観する。明治初頭、1870年に金沢で生まれた大拙は、第四高等中学校で生涯の心の友、後の哲学者の西田幾多郎に出会った。互いに学びあい、人生の折々に詩や手紙を送りあった二人。それらを手がかりに大拙の人となりや二人の関係の深まりをたどる。

     

    日曜日6時30分の放送

    NHK宗教の時間 鈴木大拙 願行に生きる 上: その生涯と西田幾多郎との交遊 (NHKシリーズ) ムック 、 2023/3/25

■公開記念講演会
「西田幾多郎旧宅「床の間」復元 もう一つの骨清窟をめぐって」

展示監修をされた福井工業大学・市川秀和教授は、西田幾多郎の住まいについて長年調査・研究を続けてこられました。この旧宅解体から復元まで、また西田家の暮らしについて、詳しくお話いただきます。(要申込)

講師:市川秀和 氏(福井工業大学教授)
日時:4月22日(土)13:30~14:30    〔ホール・無料〕
※見学会(希望者のみ)14:40~15:00 〔市川教授の解説付き・要観覧料〕

浅見 洋 ASAMI, Hiroshi

asami@ishikawa-nu.ac.jp

石川県西田幾多郎記念哲学館長石川県立看護大学特任教授

PAGETOP