西田幾多郎没後80年特別展『書き続けた論文-西田幾多郎の終焉-』は9月28日(日)までです。
2025年9月24日
西田幾多郎は一九四五(昭和二十)年六月七日、鎌倉の自宅で亡くなりました。七十五歳の生涯を終える直前まで、幾多郎は自らの考えを形にし、それを後輩たちに理解してもらいたいと願いながら、必死に書き続けました。同時に、戦況が悪化し紙の配給が途絶えるなかで、幾多郎の論文刊行に尽力した多くの人々がいました。幾多郎の決死の覚悟と、その願いを叶えようと奔走する彼等の姿を紹介します。
ヘーゲルがイェーナでナポレオンの砲弾を
聞きつゝ現象学を書いてゐたといふつもりで
毎日決死の覚悟を以て書いてゐます
(1945年4月12日、久松真一宛書簡)
📖企画展図録📖
価格:500円 14ページ
(※展示室観覧チケットの提示で150円割引、友の会会員様も同じく割引となります)
*関心が高かった前期の企画展も、残り数日です。