門林道子『闘病記の社会史 私をつむぎ他者とつながる物語』青弓社が刊行されています。
2026年1月25日
闘病記の社会史 私をつむぎ他者とつながる物語
門林道子著
定価 3400円+税
ISBN978-4-7872-3567-1 C0036
書店発売日 2026年01月08日
本書は、『闘病記』をライフワークとする著者の渾身の一冊です。
1920年代に闘病という言葉を生み出した小酒井不木の著作をはじめ、小林麻央など現代の著名人、さらには現役の医師が書いた闘病記まで、100冊を超える闘病記を丹念に読み解いています。海外で書かれた病気体験記の事例やジェンダーの視点を組み込みながら、「闘う」から「ともに生きる」へと変化してきた闘病記の歴史をたどり、そこに刻まれた医療や社会、死生観の変化を追っています。
結核やがんが「不治の病」と呼ばれた時代から病と共存する現在への移り変わりのなかで、患者が現実を受け入れて自己の経験をつづり、患者同士をつなげる闘病記という「生の声」に光を当てて、私たちの生き方や望ましい医療のあり方を根本から問い直すきっかになるかと思います。
