小野寺功『日本の神学を求めて』刊行されました。 2022年6月22日 小野寺功『日本の神学を求めて』春風社、2022/5/13が発売されました。 小野寺功先生は1929年岩手県生まれ。上智大学大学院哲学研究科修了。清泉女子大学名誉教授です。年月を経ても変わらない、先生の真摯な思索に驚いています。 書籍の紹介には以下のようにありました。 ー------------------------------- キリスト教の日本への受肉化(インカルチュレーション)を生涯のテーマとしてきたキリスト者の最初期の直感的思索。初めての書籍化。 【目次】 序に代えて 悲劇的体験──大き過ぎる課題 第1章 伝統と創造の課題における「日本的霊性の理念」 第2章 日本的霊性の自覚の論理としての西田哲学 第3章 東西文化の論理的対質──場所的論理の重要性 第4章 場所的論理とキリスト教的世界観──西田哲学超克の一方向 第5章 現代の課題としての「キリスト教の辯證」 第6章 イデアリスム・絶対無・神をめぐって──新しい日本精神史の回転軸となるもの 第7章 総合点「三位一体のおいてある場所」としての絶対無の把握の重要性──日本の神学の創造的基盤 第8章 日本的思惟における「絶対弁証法」と三位一体の実存弁証法 第9章 世界教会の理念における日本の霊的使命──カトリシズムの自己更新と日本的霊性との出会い 第10章 日本私学の「道徳・宗教教育」についての一提言 あとがき